2012年10月17日水曜日

かわうそアートラボ(No.158)

11月最初の土日に、2日間だけの
オープンアトリエをします。

(クリックして拡大、で見てね)

両日とも同じ内容で、自由に出入
りできるフリータイムをはさんで、
ワークショップ2本立て!

参加料はひとり1本につき1000円。
もちろん続けて一日参加されても
OKです。

ただし、小学校低学年以下の子ど
もは、保護者と一緒に参加してね。
その場合は、親子参加で1本1500
円です。

テーマは「手で感じる」で、鉛筆
と粘土という根本的な素材で遊ん
でみます。

自宅内の、小さな小さなアトリエ
ですが、生活の中で、創作の心に
フっと火が灯るような時間にした
いと思っています。

どうぞ、秋の一日、鎌倉散歩の
ついでに、ブラリと立ち寄って
みてください。

問い合わせ、予約は、メールで
お願いします。
予約の場合は、何日の何本目か、
をお知らせくださいね。

ではでは、お待ちしています!

2012年10月6日土曜日

ゴールの見える工作(No.157)

ときどき、子どもや大人のワーク
ショップをする。
基本的には、参加した人の心の中に、
何かの「ヒント」が生まれれば良し、
だと思ってやっている。

こんなテルテルボーズでも、作って
行く時の想いやストーリーが加われ
ば、きっと特別な体験になる、はず。

でもね、仕事として、しっかりゴール
の見える工作を企画する時もある。
たとえば・・・
「くるくるモビールをつくろう」

エンビ板を切って、らせん状の立体
構造を作っていくもの。平面が立体
に変化する驚きと、飾り付ける楽し
さが生まれてほしい。


「モザイクどうぶつ箱」

開けると、こんな感じ。

いろんなカラーのフェルトを組み合
わせていく作業は、意外と楽しい。
顔をつけると、たちまち生物感が出
て、性格が生まれる。


「ゆラゆラゆきだるま」

ゆらゆら揺れると同時に首も振る。
仕上げ次第で、個性的な雪だるまが
出来るし、しかも溶けない(笑)。


いずれも、ワークショップに参加
しながら作ることで意味が生まれ
るように企画しているので、ただ
ゴールにたどり着けば良い、とい
う訳ではない。
だけど、「なんだか面白そうだな
〜」とか。「ちょっと作ってみた
いな〜」と思っていただければ、
たぶん成功だと思う。

たとえどんなモノでも、自分の手
で作れば、それは自分の作品だか
らね〜。





いちにち富士登山(No.156)

遅ればせながら、夏の富士登山報告。

結論から最初に言うと、富士登山で
最も有効なのはバナナであった。
どんなサプリメントより、バナナが
効いた。

さて、昨年、時間の関係で8合目まで
で断念した単独富士登山。
噴火する前に、やはり登らねばいかん
だろう。

てな訳で、車で富士宮口5合目に到着。
自宅から2時間半弱。下界は雨だった
が、5合目はスッキリ良い天気。
駐車場で1時間ほど高度順応してから
クライムオン!

もう頂上はすぐそこ(のように見える)。

ぐいぐい登る。だいたい7合あたりかな。
寝不足のせいか、呼吸がツラい。

8合目までは、あっという間。歩き始めて
約2時間。この辺りで3250mなので、国内
のどの山よりもすでに高所。とにかく呼吸
がツライ。

だいたい9合目、3400m付近。
団体で登っているのは、警察学校の
方々。どうやら恒例の訓練の様子。
実は今回、最も難関だったのが、この
団体のかわし方。どの世界でも、やは
り一番やっかいなのはヒトである。

9合5勺の小屋。3590m付近。
それにしても、胸突山荘っていう
ネーミングはスゴイな。山頂がすぐ
間近に見えるのは嬉しいが、呼吸は
大変苦しい。ゆっくり、かつ懸命に
息をしないと歩けないくらい。

ハイ、富士宮口登山道山頂、富士
浅間神社前に到着。
警察学校の方々が、ゴロゴロ倒れ
ているので、マネしてゴロ寝。
実は、3700mくらいから、高山病
の軽い症状が出て、頭痛吐き気で
苦しかったのだ。

山頂付近は、火山の証明のような
景色だ。左の高いところが最高標
高地点の剣が峰で、富士測候所跡
が見える。
この火口周囲を歩くのがお鉢巡り
で、一時間ほどかかる。んだけど
ココを走ってトレーニング(?)
してる人が複数人いた。高地トレ
ーニング、かな。つくづく不思議
な山である。

高山病症状で、動くのもイヤだった
けど、バナナを食べたら回復!?
そして下山開始。日没までには下山
したい。
須走口のように、走って下る快感は
ないが、雲海を眺めながらの下山は、
思いのほか快適。脚も呼吸も大丈夫。

そして、2時間半ほどで車までたどり
着いた。5合目まで、下山完了。

とにかく、無事を祝して自分撮り。
それにしても、疲れてボロボロの
顔だな。でも、予想より脚は全然
平気だった。

富士山は、少なくとも夏に限って
いえば、道は迷わないし危ない所
もない。かといってツマらないか
といえば、そうでもない。
子どもから、ヨボヨボのジイさん
までが登っている、実に不思議な
山だった。走ってる人もいるし。

そしてゆっくりと2500mでの夕日を
楽しんで、車で帰宅したのだった。

実は、この後に予定していた、恒例の
北アルプステント泊縦走登山のトレー
ニングのつもりだったのだが、結局
この富士登山が、この夏に唯一の山登
りになってしまった。せっかくわざわざ
重くしたザック担いで登ったのにな〜。

でも、富士山、けっこう気に入った!
バナナ持って、また登ろっと。








2012年10月5日金曜日

けっこう途中が面白い(No.155)

作品は、完成した姿が全てなのだが、
えてして制作途中の状態が結構面白
かったりする。

実は、作品を作っている途中段階の
時は「自分は天才なのではないか!」
といった高揚感がある、恥ずかしな
がら。そこを冷静に押さえて、プロ
として「完成」に導く必要があるの
だが、楽しさからいったら断然途中
の方があるのであ〜る。

さて、下の立体物は「高校への数学」
(東京出版)という学習雑誌の表紙
のために作っているものなのだが、
もちろん着色してデータ化して、が
完成。

でも、白模型のような着色前も結構
面白いので、一挙公開(笑)。
もう、画像でしか見られないからね。








う〜ん、工作感があふれてて、なか
なかイイ感じ。

でも、またココから色を塗っていく
のが楽しいんだな〜、コレが。

こういう仕事してると、「子どもの
作品の見所は、制作途中にある」と
いうのが、実感としてホントに良く
分かるゾゥ〜。




いろいろ勉強中(No.154)

春から夏にかけて美術教育の勉強を
楽しんでいる。

本とか講義とか研究会とか、実際に
人に会って話を聞いたり、がメイン。

本を読んだら、その作者の話を聞きに。

「子どもの絵の見方」などの奥村氏
(元文科省教科調査官)

「図工室にいこう」などの辻氏
(元東京都図工研究会会長)


聖心女子大学には、図工の学習指導
要領の話を聞きに。

そこでの講演者・岡田氏(現文科省
教科調査官)には、こどもの城での
ギャラリートークで再びお会いして
話をすることができた。


トントンギコギコ図工の時間の、
内野氏とも。


東京都図工研究会の方々には、特に
お世話になってます状態。現場のベ
テラン教師の方々の一言一言は、と
ても貴重で興味深い。



美育文化フォーラムでは、こどもの
美術に関わる多様な方々とも。

実際に会ったり体験したりする事は、
本当に大事、と今さらながらに感じ
ているのだった。