2012年3月14日水曜日

小学校で図工ーその2(No.146)

さて、小学校での3年生図工ゲスト授
業の1日目。お題は『うれしい顔って、
どんな顔?』として「バランスを意識
して描く表情のある自画像」を目指し
てみることにした。

ところで、この学校は生徒の姿の公開
が完全NGなので、姿と持ち物は全て
黒塗りね。

まずは導入。コレ、とても大切。なの
で、いつも色々と策を練る。
今回は、前からやりたかったカワウソ
先生を演じてみた。本も出しているし
ね。といっても、顔に黒テープでヒゲ
とハナを張り付けただけなのだが、子
どもたちにはちゃんと受けた。が、見
学に来ていた教頭先生の目は丸くなっ
ていた(と思う)。

これは、スペシャル感(笑)の演出と、
子どもたちとの距離を一気に縮めるた
めの策。それに、今回のテーマである
「顔」を意識させるのにつながってい
く導入の仕掛けでもある。

そして、街で見つけた数々の顔のよう
な物をモニターに映していく。
最近よく使う、iPadをモニターに
ミラーリングさせて手持ちのiPod
で操る方法。すぐセットして使え
るので子どもたちも飽きない。

で、映したのは定番のこんなヤツ。

ちょっと探せば、顔(みたいなの)は
結構見つかる。計25枚ほど次々に見せ
た。で、「なぜ顔に見えるのか」とか、
「なぜそれぞれで性格や気分が違うよ
うに見えるのか」といった事を、子ど
もたちと対話しながら楽しむ。やっぱ
り映像は食いつきがイイ。

などなど、興味を引きながら、創作気
分を高めたところで、いよいよ制作!
それぞれ好きな場所で、自分の目をよ
〜く鏡で見てハガキ大くらいの紙に描
いていく。ここはとにかく「見る」こ
とが大事。ちょっと声をかけるだけで、
自分の目の中の形をどんどん発見して
いくのが、さすが3年生。
さらによ〜く見ながら、眉毛・鼻・口
・耳と、パーツごとに分けて描いてい
くのだった。

と、このあたりで1日目が終了。あっ
と間の90分。

つづく。

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