2010年12月28日火曜日

サンタはホントに?(No.115)

今年のクリスマスも、無事にすぎていった
のだった。だったけど、サンタクロースっ
てホントにいるのだろうか?
本来、サンタクロースはクリスマスとは関係
の無い存在で、なおかつ日本では、単にプレ
ゼントの配達人と化しているので、なぜこの
時期の夜中に密かに現れるのかが、そもそも
疑問である。

疑問ではあるが、存在は否定しない。
なので、ホントにいるのか?の問いに対して
の自分の答えは、
「いると思った方が楽しい、だからいる。」

だって、サンタクロースの存在あればこそ、
プレゼントが発生するという事実が起こるん
だからね。
ここでは、誰がプレゼントを用意したのか?
は問題でなく、なぜプレゼントが用意された
のか、に目を向けるべきだと思う。

「プレゼントはね、ちゃんと信じることが出
来る良い子に、サンタさんがもたらしてれ
るんだよ。サンタさんがいるから、君にこ
うして贈り物が届くんだ。」

てな感じでいかがか?
ほら、楽しいストーリーには、乗っかった方
が面白いし、何よりピースでしょ。

なので今年も、我が家には、
細くて長い煙突から入ってきて、
火が消えた薪ストーブの戸を内側から開け、
用意してあったケーキを軽くつまみ、
子どもが書いた手紙にサインを書きいれ、
そしてささやかな(ココ大事ね)プレゼント
を置いていったのであった。

ああ、12月は忙しい・・・。

2010年11月26日金曜日

kiti載ってます(No.114)

kitiと名付けられている仕事場兼自宅が
ただいま発売中の建築雑誌に載っている。
(新建築・住宅特集-2010年12月号 P142〜149)

おぉ〜、なんとスッキリした室内!
撮影時に皆様が汗しながら雑荷物を移動
していただいての撮影だったからね。
今年の夏は格別暑かった上に、この時は
まだエアコンがついてなかった。
だからホントに汗ダラダラの撮影だった
のに、写真ではなぜか涼しげに見える。

ところで、この家を建てる時に、「家っ
って何だろう?」と、結構真剣に考えた。

外観写真(表紙のとは違いますよ)を見
ていただければわかるが、後ろが山なの
で、そこにとけ込んでいくように設計し
ていただいたのも、その考えの一つ。

家って、自分のモノであると同時にパブ
リックなものでもあるので、街の景色に
なる意識が必要だと勝手に考えたから。
なので、あたかも昔からそこにあったか
のように建っているのが理想。

だけど、それはただ古い感じという訳で
はなく、そこに住む人の個性をキチンと
表明するようなものでもあってほしい。

「よい家」を考える時に、つい住む人の
心地よさだけを求めてしまいがちだが、
もっと広い意味での、それを取り巻く空
間の心地よさも必要なのではないか。

安易に動かせないものだからこそ、デザ
インも重要な機能のひとつだと思う。

って考えて、低予算の中でがんばったつ
もりなんだけどな〜。

考えすぎはあんまり良くはないけど、志
を高く持つ心意気だけは無くさないでい
たいものであ〜る。

2010年11月21日日曜日

たぶん発売中、かな?(No.113)

こんな仕事もしてみました。↓

ご存知、Sじろうと絡む指人形2体を
デザインしたのだった。

Bネッセから発売の「2さいからの
えいごBOX」に入っている、手遊び
指人形のネズミくん&ブタくん。
ちなみに、このセットのDVD収録・
Hickory,Dickory,Dock(ちくたくちく
たく)アニメーションの絵も担当。

我ながら多才だな〜(ほぼ自己満足)

ベNッセのKチャレンジでは、時々
絵を描いている。
で、以前に担当していただいた方か
ら絵柄を気に入ってもらっての仕事。
こういうのはホントに嬉しい。

指人形も、思ったよりイイ感じに仕
上がっていて、ちょっとスっトボけ
た面白さが伝わってくるぞ。
もし手に入る環境にある人がいたら、
ぜひ購入して、コレで遊んでね。

面白い仕事は、当たり前のように楽
しいのだった。ふむふむ。

2010年11月10日水曜日

おおきなユーモア魂(No.112)

先週末は、連日絵本関連の集まりに行った。



まず、巣鴨のD心社で、紙芝居作品を見る会。
9作品を観て、意見交換などなど。と〜ても
勉強になったし、紙芝居の可能性もチラリと
見えた。
なんといっても、観客・紙芝居・演者の間に
流れる空気感が、絵本のそれとはまた違った
感じで面白い。良い経験になった。

つづいて、品川のキャNON社で、I森光彦さん
の写真展オープニングパーティ。
I森さんは里山の写真で知られていて、絵本も
出されている。
そのつながりで行ったが、ちょっと場違いか
な?と思いながらも、様々な方と知り合いに
なれて嬉しかったな〜。

そして、新宿で、F音館の「かがくのとも創刊
500号記念講演会」へ。
司会のMさんが仕切る鼎談が見事だった。この
Mさんは、なんといってユーモアが素晴らしい。
「ボクは友人とは仕事はしません」と言って、
絵本の仕事は一緒にさせてもらえなかったけど、
しっかり絵本世界へ導いてくれた恩人。

大人にとって、最も大切な事のひとつがユーモ
アを持つことだと勝手に思っているので、この
M元編集長が、ふんわりとさりげなくまとって
いるユーモアは、もう羨ましいくらい大きい。
ちょっとでも見習わねば、ね。

2010年11月3日水曜日

ヤッホ〜は小声で(No.111)

ハイ、下の写真をご覧ください。

左側の一番高いところが前穂高岳(3090m)。

この夏、雪崩で崩壊していた岳沢の小屋が
久々に新設復活したので、そこにテントを
張り、小5の息子を道連れに登ってきたの
だった。

上高地に行かれた方は思い出してください。
河童橋から前面にドカンと高く見えるのが、
この山と写真前景に続く吊尾根ね。
つまり、右下の谷底が上高地につながると。

その写真右側の崖のようなところが、上高
地からの登山道、その名も重太郎新道。
なんだかほとんど崖のように見えるが、実
際ほとんど崖。
でも大丈夫、ちゃんと歩けば登れますよ。
でも登山中に2名ほどヘリで運ばれてたな。

この重太郎新道と吊尾根を歩いてみたかっ
たのだ。いや〜、上り下りで堪能いたしま
した、ごちそうさま。

実は、息子を道連れにして、テント担いだ
北アルプス登山は、これで3年目。
奥穂高岳(3190m)、北穂高岳(3106m)、涸
沢岳(3103m)と、もう高いとこばっか。

なぜそんなとこへ、わざわざ重い荷物を担
いで登るかというと、もう空気感が違うん
ですよ。こればっかりは、そこへ行ってみ
ないとわからない。

いろんな情報があふれていて、なんとなく
知ったような気になってしまうけれども、
やはり実際に体験しなければわからない事
は確実に存在する。

山は登ってみるべし。
しかも、できるだけ高い山を、ね。

2010年10月25日月曜日

17年ありがとう(No.110)

結婚して17年たった。
一回だけしか結婚したことがないので、
どうのこうの言う資格はないが、まあ
一回すれば十分だろう。

で、下の娘(小2)が数々の工作作品で
お祝いしてくれたのである。↓

う〜む、泣かせるではありませんか。

職業柄、ウチには子どもが自由に使える
工作材料&画材セット(かなり大量)が
用意してあり、それらを色々と考えては
組み合わせて一人で創ったのである。

特に紙コップを利用して作った父母人形
は、細かい部分の仕上げと材料の使い方
が素晴らしい。
写真ではちょっとわかりにくいけど、紙
皿とストローを使った帽子などは、アバ
ンギャルドな造形と絶妙なバランス感覚
が秀逸!(親バカ込み)

我が家では、手作り作品が最も尊いモノ
として勝手に取り決められているので、
これなどは最高級ランクのプレゼントと
して認識されるのだ。
ちゃんと作品責任保証?の日付とサイン
も入っているしね。

絵画や工作は、あんまり役に立たない様
に見えるけど、実は圧倒的にピースフル
な気持ちを生み出してくれる大切な行為
なのである。

気持ちをキチンと自分なりの形として、
評価や効率など気にせずに示し伝えるこ
とは、やっぱり忘れてはいけませんね。

おっ、今回は真面目だったな。

2010年10月22日金曜日

たこやきそば幼稚園(No.109)

柴又で「たこやきそば」を食べた。


食べてみたら「たこやきonやきそば」だった。
確かに、よく見ると「たこ・やきそばセット
って書いてあったよ。

で、なぜ柴又まで行ったかというと、そこの
L幼稚園で、幼稚園の先生たちへの美術関連
ワークショップがあり、そのお手伝いをしに
行った、という訳。
お手伝いだから、お気楽。勉強にもなるしね。

それにしても、幼稚園の先生たちはマジメで、
しかもテキパキしている。
もし地球上が幼稚園の先生たちばかりになっ
たら、全てのことがテキパキと処理されて、
クリーンでピースな世界になるであろうな。
でも、何か隙間感が無いのは気になった。

本棚にピシっと本が詰まっているのではなく、
ちょっと隙間が空いていて、よれっと本が
倒れていたりといった、そんな隙間感という
か空気というか、そんなものが少し必要かと。

少なくとも、幼稚園世界から「たこやきそば」
は生まれまい。
良い意味でも悪い意味でも。

2010年10月15日金曜日

kitiという名の住宅(No.108)

ウチは建築家にkitiと命名されている。
そのウチがK川建築コンクールの優秀賞
をいただいたのだった。

で、建築主として表彰式に行ってきた。



受賞はありがたい。
で、審査員の方の評がグットなんですよ。
ーー
「Kiti」は、単純な7角形の筒型の中にさま
ざまの高さとボリュームを持つ場所を用意
した未完の建築である。
今後は住み手が徐々に自身の手で作り上げ
ていく原始の家のおおらかな骨格がさわや
かな魅力であった。
(神奈川県ホームぺージより抜粋)
ーー
そうか、やっぱり未完だったのか・・・。



2010年10月13日水曜日

市民運動会終了(No.107)

K市の市民運動会はスゴイらしい。
今年は雨で体育館内おたのしみ競技
だったから、「らしい」だけ。
後で聞いた話だけど、100M競争とか、
リレーとかに一部力自慢たちが、ヒー
トアップする「らしい」。



インターハイに短距離で出て、むか
〜しは「選手」などと呼ばれたけど、
今は見事に脚ボロボロで全然自慢で
きないので、そのスゴイ「らしい」
に参加できなくて、内心ホっとした
のである。

だって、やってたら多分出場して、
むやみに全力疾走なんかして、
また脚壊してた可能性大だもんね。
ほら、結構イメージで動くタイプ
だから。

現実を直視して、今できることに
力を注ごうではないか、と走りたく
てムズムズしながらも、自分に言い
聞かせたのであった。
おっ、なんかエライな。

2010年10月8日金曜日

薪置き場と薪割り(No.106)

薪置き場を自作したのだった。

なんだか急に涼しくなってきたので、
あわててね。
あんなに暑かったのになぁ。悔しいなぁ。
単管パイプ組みで、総制作費18746円なり。


それにしても、人間は絶妙のバランスで
存在していて、無事にちゃんと生きてい
るのは、ほんの偶然のようなものだ。
いや、ヘッピリ腰で薪割ってたら、何度
も危ない目にあったので思っただけなん
だけどね。ふ〜ん。

2010年10月4日月曜日

運動会終了(No.105)

そして、小学校の運動会も、無事終了
したのだった。
それにしても、ほとんど同じ体操服姿
の集団では、子どもたちの見分けがつ
かない。
あれは、個々を見つけられないように
しているのか、それとも、何か親たち
の動態視力を試そうとしているのか。


そんな感じで、週の真ん中に学校行事
が入ったりして、なんとなく落ち着か
ない一週間だったのであった。

2010年9月29日水曜日

ぱらだいす(No.104)

横浜近くにある、パラダイスと名がつく
水族館に行ってきた。
運動会は延期になったけど、子どもたち
の代休は予定通り実行されたから。
代休の先取り。
雨の月曜日のパラダイスは、パラダイス
なのにとっても寒く、パラダイスなのに
温かいうどんが似合っていたのだった。



水族館自体は、まあこんなもんね、な感
じ。でもイルカに直にタッチできる施設
なんぞは、志が高そうな気配があって、
なかなかの出来だった。


それにしても、そんなパラダイスに来て
も、お魚さんよりショーの演出やスタッ
フのトークが気になる。
つくづく、裏方体質なんだなあ、と思う。

2010年9月27日月曜日

三度笠と冷蔵庫再び(No.103)

三度笠姿でネギボウズな絵本作家の方の
話を「見学」してきた。
正式聴講生ではなく、仕事絡みなので、
「見学」。
その又旅姿の方の話は、見事に落語の間。
もはや名人芸の域だった。
参考になったなぁ、話芸が。



と思っていたら、家から「新しい冷蔵庫
が入らんのよ」の連絡があり、あわてて
急ぎ足で帰宅。
どうやら昨日買った冷蔵庫がビックすぎ
て玄関を通過できないらしい。

ならば、と配達運搬員を4名に増員してい
ただいて力技で強引に投入。
だいたいの事は、まあなんとかなるもの
なのだ。
だってもう21世紀だもんね。


2010年9月25日土曜日

運動会と冷蔵庫(No.102)

今日の運動会は延期になったのだった。
子どもたちの小学校のね。
あと1時間、雨が止むのが早ければなぁ。
朝方以外は、とても良い天気だったので、
とても残念。

で、ポッカリ時間が空いたので、
冷蔵庫を買いに行った。
今のは18年使ったので、たぶんバチは
あたらない、はず。

あらゆる物には、それなりのソウルが
宿っているという前提で物品に接して
いるので、平均寿命10年の家電と考え
ると、18年物の冷蔵庫は150歳位か?

無事に努めあげた、アッパレな人生で
あった。

2010年9月24日金曜日

再開しました!(No.101)

こんにちは、ミノオカです。


2006年の第100回を最後に、ずいぶんと
長い間休止していました図工計画研究室を、
久しぶりに再開することになりました。


リハビリしながら、のんびり更新していく
つもりです。


どうぞよろしくお願いいたします。